当院は平成30年に県より脳卒中支援病院の認定を受け、諫早市及び近隣地域からの救急搬入を24時間行っているため、当科におけるリハビリ新規処方の内、実に7割以上が脳血管疾患であります。早期リハビリ、廃用・合併症の予防、早期在宅復帰・社会復帰はもちろんのこと、脳卒中に罹患した患者様の身体の回復に力を入れております。更に、当院の循環器系統、整形外科系統、消化器・腎・泌尿器科系統の分野の充実に伴い、新たな分野にも挑戦しています。
豊富な人員!
質・量ともに高度のリハビリを提供させて頂くために、理学療法士7名、作業療法士6名、言語聴覚士4名が勤務しております。
一体化・連続したサポート!
当院は急性期病棟・回復期病棟・地域包括ケア病棟・通所リハビリ・訪問リハビリを有し、一体化・連続したリハビリに取り組んでおり、入院生活から在宅生活までサポートさせて頂きます。
早期リハビリテーションの質・量の充実!
入院後遅くても翌日にはリハビリを開始します。当院では理学療法士・作業療法士、症状によっては言語聴覚士の3名で担当します。基本的に午前・午後の2回病室を出てリハビリ室で実施し、病状に合わせて、1回20~60分程度行います。
リハビリ室に出れない場合は?
病状の関係でベッドを離れることが出来ない場合、お部屋でのリハビリを実施します。当院では現在、スタッフを病棟担当制にしていますので、入院された病棟のスタッフが、医師・看護師と密に連携を図り、リスク管理を徹底し離床に向けて理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がリハビリを展開していきます。
嚥下障害のサポートも万全!
当院は脳卒中に罹患した患者様が多く、特に嚥下障害は誤嚥性肺炎等、生命に直結する問題で早急な対応が必要です。当院では入院直後より嚥下障害の有無を判断するシステムがあり、問題があれば、医師の指示のもと、言語聴覚士が即時に評価・検討する体制を整えています。
当院では
① 脳血管リハビリテーション料Ⅰ(脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、硬膜下血腫など)
② 廃用症候群リハビリテーション料Ⅰ(手術の後などで筋力、日常生活能力が低下)
③ 運動器リハビリテーション料Ⅰ、(骨折、変形性関節症、骨折後の手術後等)
④ 呼吸器リハビリテーション料Ⅰ(肺炎、無気肺等)
の算定を行っています。
近年、様々な疾患をお持ちの患者様が増加しているように思います。脳卒中といえども症状は一人一人異なり、更に脳卒中の影響とは異なる疾患への対応など多岐に渡ります。
もちろん脳卒中の患者様には自信を持って対応していきますが、その他の症状を含めたリスク管理、多種アプローチを行い、もちろん科学的データーを基に各患者様に合ったオーダーメイドのリハビリを行っていきます。
当院では月間60名程度の新規患者様にリハビリが開始されています。脳血管疾患だけでなく、運動器疾患や呼吸器疾患などの様々な疾患の患者様に対してリハビリを行っています。
疾患別リハ | 令和2年度 | 令和3年度 | ||
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人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
脳血管リハ | 516 | 68.5% | 551 | 69.1% |
廃用症候群リハ | 66 | 8.7% | 65 | 8.2% |
運動器リハ | 102 | 13.5% | 106 | 13.3% |
呼吸器リハ | 69 | 9.1% | 75 | 9.4% |
計 | 753 | 797 |
リハビリ室
在宅をイメージしたADL訓練ができるスペース
足の神経・筋肉に電気刺激を与えて歩行を改善、質の高いリハビリテーションを実現します。効果はマヒの改善、関節可動域の改善、廃用予防が期待できます。本品は医師の指示が必要です。場合によっては不適当となる可能性があります。
詳細は
当院では一般病棟、回復期病棟、通院で行う外来・デイケア、訪問リハビリと、急性期~生活期まで切れ目のないリハビリテーションを提供しています。