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2025年6月27日(金)~29日(日)、大阪国際会議場にて「第70回日本透析医学会学術集会・総会」が開催されました。全国から多くの透析医療関係者が集い、最新の研究成果や臨床現場の取り組みが発表されました。
当院からは看護師が「安全な血液回路組立てを行うための取り組み」と題し一般演題(ポスター発表)を行いました。不備のない血液回路組立ては安全な治療を行うために必要不可欠です。医療安全のsafetyⅠ(事故と原因が明確な因果関係にあると想定し、原因を排除することが安全につながるという考え方)にsafetyⅡ(稀に起こるインシデントに着目するのではなく、多くがうまくいっているその仕組みに着目する考え方)を加えてアプローチする取り組みを行った過程を報告しました。今回の取り組みは安全な回路組立てに有用であった上、組織風土に良い変化をもたらしたと考えます。
また、「透析看護」「フットケア」「災害対策」「シャント管理」「医療安全」「感染管理」「CKD-MBD」「スタッフ教育」など、多岐にわたるテーマについて最新の知見を学ぶ貴重な機会となりました。
今後も医療・看護・介護の質向上のため、積極的に研究に取り組みたいと思います。
(写真は、シリア活動後の院内報告会の様子)