平成28年度 社会医療法人　三佼会　宮崎病院　 病院指標

本指標は厚生労働省より提示された全国共通の集計条件に従い作成された指標となります。
平成２８年度中の退院患者さんの内、一般病棟に１回以上入院した患者さんを対象としています。
ＤＰＣデータを元に集計を行うため、交通事故や労災、短期滞在入院基本料を算定する患者さんなどＤＰＣ対象外となる患者さんはこの集計に含まれておりません。
患者数が１０人未満の場合は「ー」表示となります。

こちらの指標は平成２８年度中に退院された患者さんについて１０歳刻みの年齢階級別に集計したものです。
当院に入院された患者さんを年齢階級別に見ると７０歳以上の患者さんが全体の６０％以上を占めています。
また、各年齢階級別で入院患者数の多い疾患は下記のようになりました。

１０歳未満：頭蓋・頭蓋内損傷（頭部打撲など）
１０代　　　：頭蓋・頭蓋内損傷（頭部打撲など）
２０代　　　：脳脊髄の感染を伴う炎症（髄膜炎など）
３０代　　　：前庭機能障害（耳性めまい、頭位変換性めまい、など）
４０代　　　：前庭機能障害（耳性めまい、頭位変換性めまい、など）
５０代　　　：前庭機能障害（耳性めまい、頭位変換性めまい、など）
６０代　　　：脳梗塞
７０代　　　：脳梗塞
８０代　　　：脳梗塞
９０歳以上：脳梗塞

こちらの指標は平成２８年度中に５大癌で入院した患者さんを癌のステージ別に集計しています。
抗癌剤投与等の目的で一連の治療期間中に複数回入退院を繰り返す、などの場合には１入院ごとにカウントしています。

初発：当院で当該腫瘍について初回の診断、もしくは初回治療を行った場合を指します。
再発：当該腫瘍に対する初回治療終了後に再度診療を行った場合や再発、遠隔転移をきたした場合を指します。
患者数が１０人未満の場合は「ー」表示となります。

当院では胃癌や大腸癌に対する開腹手術や内視鏡手術、抗癌剤による化学療法などを行っています。
その中でも、初回治療終了後の化学療法目的の短期入院が比較的多い傾向にあります。

成人市中肺炎とは日常生活を送っている中で成人が罹患する肺炎のことです。
こちらの指標は成人市中肺炎で入院となった患者さんを重症度別に集計しています。
細菌性の肺炎が集計対象となり、入院後に発症した肺炎やウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎などについては本指標の集計対象外となります。
患者数が１０人未満の場合は「ー」表示となります。

平成２８年度の当院のデータでは中等症の肺炎で入院となった患者さんが多くを占めていました。
また、重症度が上がるほど入院期間が長くなり、平均年齢も高くなる傾向にありました。

患者数が１０人未満の場合は「ー」表示となります。

当院に脳梗塞で入院される患者さんの多くは発症してから３日以内の急性期脳梗塞です。
脳梗塞で入院時の平均在院日数が長くなっているのは、内服や点滴での急性期治療の後、必要に応じて回復期病棟へ転棟し在宅復帰に向けたリハビリテーションを行っている為です。

発生率：平成２８年度の退院患者数に対する、各疾患の発生率です。
患者数が１０人未満の場合は「ー」表示となります。

入院契機が「同一」となっているものは、その疾患の治療目的に入院し治療を行ったことを表します。
入院契機が「異なる」となっているものは、元々別の疾患の治療目的に入院したが、入院後に合併症が生じるなどの理由で入院時の治療目的となった疾患と異なる疾患の治療がメインとなったことを表します。

「手術・処置等の合併症」の内訳としては透析シャントの狭窄・閉塞が多く見られました。