総合リハビリセンター

 宮崎病院は平成21年に脳卒中地域支援センターに認定されました。平成20年度には県内で一番多く脳卒中患者さんを受け入れ、治療しました。
脳の損傷(脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷等)では、急性期治療と同時に、早期のリハビリテーションが非常に大切です。
安静にしておくだけで筋力低下がおこり、麻痺を増悪させます。高齢化社会になって救急搬入される患者さんも高齢化しています。このような患者さんを安静にしておくと認知症を併発します。
宮崎病院では「総合リハビリテーションA施設」としての認定を受け、入院した次の日からリハビリテーションを行っています。
リハビリテーションには、1)理学療法、2)作業療法、3)言語聴覚療法があります。
患者さんの病態に合わせて、これらの療法を組み合わせてリハビリテーションを行っています。

施設認定総合リハビリテーションA施設


理学療法士12名
作業療法士6名
言語聴覚療法士4名

 

 
スタッフルーム 療法室

1)理学療法

 脳の病気で身体に障害をきたした患者さんに対して、基本的動作能力の回復を図り、関節可動域の維持や拡大、筋力の増強に役立つ治療体操、歩行訓練、その他障害に応じて多目的の運動療法を行っています。
これらの治療運動を促進するために、電気刺激、マッサージ、温熱療法等の物理療法を合わせて行っています。
特に、当院では認知運動療法を取り入れ、自由な体を取り戻すことを目標とし、患者様と一緒に身体について話し、麻痺の出現した身体について一緒に考えていきます。
そして、身体を使って知覚し、判断し、言語化し、イメージすることにより脳に働きかけるリハビリを行います。

2)作業療法

 理学療法で得た基本的動作能力の回復を更に高め、応用的動作能力、社会的適応能力の回復をはかるために、折り紙、塗り絵、裁縫、手芸、工作を行っています。日常生活動作回復のためには食事、歯磨き、着替え、トイレ、入浴、家事等の動作訓練を行っています。
これらを通して巧緻性、日常生活動作、上肢の運動機能、高次脳機能の向上を目指し、退院後により実践的な生活が営めるように訓練をしています。

3)言語聴覚療法

 脳損傷(脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷など)の後では、傷害された脳の部位によって失語症、運動性構音障害、失読失書、その他の高次脳機能障害をきたすことがあります。
言語聴覚療法士はこれらの言語障害、高次機能障害、摂食・嚥下障害の治療・訓練に当たり、コミュニケーションの円滑化を図り、患者さんの有意義な家庭や社会への復帰を手助けするものです。